本当に管理栄養士の年収って低いの?疑問に思ったので様々な角度から検証してみた!

こんにちは!

私は平成生まれの管理栄養士です!

今回の記事の内容は、栄養士の業界で働いている人なら誰でも一度は考える【お金事情】に関してです!

「栄養士・管理栄養士の給料は低い!」

この業界にいるとよく耳にする言葉です・・・

なので今回は、

  • なぜ給与(平均年収)が低いのか?
  • 本当に給与(平均年収)が低いのか?

 

そんな疑問をあらゆる角度から検証していきたいと思います!

  • これから栄養士・管理栄養士になりたい人
  • 現在、栄養士・管理栄養士として働いている人

 

そういった方々がこの記事を見つけて読んでくれていることと思います!

私なりに色々調べて、考えた内容をできるだけわかりやすくまとめてみたので何かに役立てば嬉しいです!

それでは早速見ていきましょう!

現在の栄養士の給与事情

まずは、栄養士の平均所得を見ていきたいと思います!

日本の栄養士はどのくらい給料をもらっているのか気になりますよね?

ではこちらの表をご覧ください!

2015年 栄養士の年収にまつわる各種データ
男性 女性 合計
平均年齢 35.6歳 34.7歳 34.8歳
勤続年数 6.2年 7.0年 7.0年
労働時間 166時間 167時間 167時間
平均月収 25.3万円 23.4万円 23.5万円
平均賞与 58.2万円 57.6万円 57.6万円
平均年収 361.8万円 338.4万円 339.6万円

※参考データ「年収ガイド」さんより拝借

  • 栄養士全体の平均年収・・・339.6万円
  • 男性栄養士の平均年収・・・361.8万円
  • 女性栄養士の平均年収・・・338.4万円

 

このようになっていますね!

いかがでしょうか?

  • 思ったよりも栄養士の平均年収って高い!
  • やはり栄養士の平均年収は低いなぁ・・・

 

感じ方は人それぞれだと思います!

それではこの中身を少し詳しく見ていきましょう!

平均年収はその職業で働く人たちの平均年齢に大きく影響される

一般的な会社であれば、年齢あが上がるにつれて年収は上がっていくと思います。

基本的な月給に能力給やその他手当、ボーナスなども年々少しずつ上がっていくからです。

ということは、入社1~5年目(23~27歳)の人たちより、入社21~25年目(43~47歳)の人たちの方が平均年収も高くなるということです!

つまり、平均年齢が25歳の平均年収よりも平均年齢が45歳の平均年収の方が高いということです!

言ってみれば当たり前のことですね!

このように、その職業で働く人たちの平均年齢が若ければ平均年収は低くなりますし、年齢が高ければ平均年収は高くなるのです!

では栄養士として働く人の平均年齢はどのくらいなのでしょうか?

これは一番最初の表を確認してもらえればわかりますが、34.8歳となっています。

  • 栄養士全体の平均年齢・・・34.8歳
  • 男性の平均年齢・・・35.6歳
  • 女性の平均年齢・・・34.7歳

 

この数字は後でも示しますが、他の資格の平均年齢よりも若いんです!

なので、栄養士の業界は他の資格の業界と比較すると年齢が若い業界と言えます。

その分年収を平均した場合も低い値が出てしまうのではないでしょうか?

業界の平均年齢が若くなってしまう理由としていくつかその原因を考えることができます。

その中で一番大きな要因と考えられるのが、栄養士・管理栄養士の業界は女性の割合が多いので若くして職を離れる人が多いということではないでしょうか?

女性は結婚や、出産、子育てなどを機会に退職する方もいます。

栄養士・管理栄養士の業界も女性が非常に多いので、多くの栄養士が定年まで働かず退職し、その穴を若い栄養士で賄うというサイクルになっているのではないか?と私は推測します。

こうした男女比による要因が平均年齢を引き下げていて、その分平均年収も低く見えてしまうのです。

なので今度は栄養士としてずっと働き続けた場合に、どのくらい給料がもらえるようになるのか見ていく必要性がありますね!

栄養士の年代別の平均年収

栄養士として働くと全体的に見た時に、働いている人たちの年齢の平均が若い分、平均年収も少なく見える。

ということを先ほど説明しました。

なのでここでは、栄養士として仮に定年退職するまで働き続けたらどのくらい年収をもらえるようになるのかを見ていきましょう!

それでは以下の表をご覧ください!

2015年 女性栄養士の年齢別平均年収
年齢 月額給与 賞与(ボーナス) 年収
20~24歳 20万700円 27万4400円 268万2800円
25~29歳 21万5200円 52万7000円 310万9400円
30~34歳 22万8700円 63万1600円 337万6000円
35~39歳 24万6500円 73万2700円 369万700円
40~44歳 25万7400円 67万7900円 376万6700円
45~49歳 27万5200円 75万6200円 405万8600円
50~54歳 27万3100円 74万7800円 402万5000円
55~59歳 29万1600円 86万7600円 436万6800円

※参考データ「年収ガイド」さんより拝借

上の表に関して、男性のデータも探してみたのですが見つからなかったので、女性のみデータとなっています。

このように年代別に見てみると年代が上がるにつれて年収も上がっていることがわかります!

やはり長く仕事を続けさえすればある程度の収入を得られるということは間違いなさそうですね!

それでは、日本の平均の年収と比較すると栄養士の給料は多いのか少ないのか検証していきたいと思います!

栄養士と日本の平均年収の年代別による比較

栄養士として仕事を続けていけば、年収がある程度は上がっていくという事実は確認することができました!

なかなか現状として難しいとは思いますが、産休や育休などの制度を上手に利用しながら、できるだけ長く仕事をしていくといことが年収という面だけを見た時にはより良い選択なのかなと思います。

ということで、ここでは栄養士と日本の年収について比較していきたいと思います!

以下の表をご覧ください!

2015年
栄養士の平均年収
2015年
日本全体での平均年収
年齢 女性 男性 女性
20~24歳 268万円 264万円 231万円
25~29歳 310万円 378万円 297万円
30~34歳 337万円 446万円 301万円
35~39歳 369万円 502万円 293万円
40~44歳 376万円 564万円 290万円
45~49歳 405万円 629万円 290万円
50~54歳 402万円 656万円 291万円
55~59歳 436万円 632万円 270万円

※栄養士の平均年収の参考データは「年収ガイド」さんより拝借
※日本全体の平均年収の参考データは「マイナビウーマン」さんより拝借

上の表を見てみると、日本の女性の平均と比べたら栄養士として働いている方が年収は高い傾向にあります。

ここで注意が必要なのですが、この日本の女性の平均年収は正規社員と非正規社員関係なく平均されているという点です。

なのでアルバイトやパートなどで働いている人も含めての年収となっているということです。

日本の男性と比較するとやはり栄養士の給料は低いと言わざるを得ませんね。

しかし私の個人的な感想としては、女性として働いている中であれば栄養士という職業は結構収入をもらっている方ではないかと思います。

20代のうちであれば、日本の平均年収とさほど変わらない給料をもらえているということがこの表からわかると思います。

女性で栄養士としてある程度の給与を確保しようとすると、ポイントになる点はやはり【いかに辞めずに続けるか】ということになりそうです。

一方男性の場合ですが、私の予想だと栄養士として働く場合は女性とあまり給料は変わらないと思います。

なので平均年収も女性の栄養士と比較して+100万円くらいになることなんてほとんどないと思います。

すると上の表をもう一度見ると、40代くらいからは栄養士として働くよりも、企業でサラリーマンとして働いた方が収入の面のみを考えた場合プラスになるということもこの表からわかると思います。

もちろん仕事はやりがいなど様々な価値観の中で選ぶものですので、サラリーマンが絶対に良いと言っているわけではありません!

あくまで【お金】に関する側面のみを考えての結果です!

それでは次に、栄養士と似た業界で働く他の有資格者方の収入を比較していきたいと思います!

栄養士と他の有資格者の平均年収の比較

先ほどは、女性であれば栄養士として働いた方が日本全体を見た時には収入が多くなる傾向があるということがわかりました。

一方で男性では、一般企業で働いた方が40代くらいから平均年収が高くなる傾向があるということがわかりました。

繰り返しになりますが、あくまで給料という部分だけに着目して話を進めています!

ということで、ここでは栄養士とその他の有資格者の平均年収を比較していきます。

こちらの表をご覧ください!

資格名 平均
年収
男性
年収
女性
年収
平均
年齢
勤続
年数
1 医師 1,098万円 1,178万円 869万円 40.0歳 5.1年
2 歯科医師 653万円 674万円 608万円 38.2歳 5.9年
3 診療放射線技師 533万円 553万円 475万円 40.1歳 11.1年
4 薬剤師 532万円 586万円 502万円 38.7歳 7.1年
5 看護師 478万円 486万円 477万円 38.2歳 7.8年
6 臨床検査技師 468万円 513万円 447万円 38.6歳 10.6年
7 理学療法士 404万円 415万円 391万円 31.5歳 5.3年
8 准看護師 395万円 415万円 393万円 48.3歳 10.9年
9 ケアマネージャー 369万円 394万円 361万円 47.0歳 8.7年
10 栄養士 339万円 360万円 338万円 34.8歳 7.0年
11 調理師 331万円 369万円 267万円 43.0歳 8.6年
12 保育士 323万円 346万円 322万円 35.0歳 7.6年
13 ホームヘルパー 304万円 313万円 300万円 45.3歳 6.6年

 

この表は、栄養士として働いたときにより身近な資格を有する職業について私が独自に各職種のデータを集めてみました。

その内容は医療業界や介護業界、保育などです!

実際に見てみると、平均年収は13種類の資格の中で10番目です。

他の資格と比較するとどうしても平均年収は低く見られてしまいますね・・・

平均年齢の欄を見るとわかりますが、やはり栄養士は働いている人たちの平均年齢が若い業界ということです。

平均年収が栄養士より上の資格で、栄養士より平均年齢が若い資格は理学療法士のみです!

理学療法士は平均年齢が栄養士よりも若いにもかかわらず、平均年収が高いということは栄養士よりは確実に稼げる資格であるということです。

一方で栄養士よりも平均年齢が高いのに、平均年収が低い調理師・保育士・ホームヘルパーは栄養士よりも明らかに給料が低いということがわかります。

確かに保育士や介護業界の給与の問題は現在国でも大きく議論されていますね!

収入が低いとなりたいと思う人も少なくなってしまうので、その職業に就く人口が減ってしまうからです。

待機児童などの問題で保育士不足を解消するためや、今後高齢化がますます進行し介護を必要とする高齢者の数が増えることを見越して、このような職業に就く人の数を増やしたいのです。

なので、ここ数年の間に栄養士と保育士や介護関係の資格を持つ人の収入が逆転するなんてことも起こり得ると私は予想します。

ということで今度はその資格の価値を表す平均時給を見ていきましょう!

栄養士と他の有資格者の時給の比較

平均時給とは、あなたがもしその資格を持つ人を誰でも良いから雇いたい!と思ったときに、どのくらいの給与をその有資格者に対して支払うか?というものです。

もちろん年齢等も加味される場合もありますが、ほとんどの場合はその職業の価値が反映されると思って良いと思います。

平均するとどのくらいの時給が各資格保有者に対して支払われているか見ていきましょう!

資格名 平均時給
1 医師 4,988円
2 歯科医師 2,920円
3 薬剤師 2,189円
4 診療放射線技師 2,127円
5 看護師 1,981円
6 臨床検査技師 1,843円
7 理学療法士 1,700円
8 准看護師 1,689円
9 ケアマネージャー 1,535円
10 栄養士 1,350円
11 調理師 1,319円
12 ホームヘルパー 1,308円
13 保育士 1,251円

※参考データ「年収ラボ」さんより拝借

やはり栄養士は13種類中、10番目ですね・・・

栄養士として働く場合は1時間=1350円前後が相場みたいです・・・

資格名 平均年収 資格名 平均時給
1 医師 1,098万円 1 医師 4,988円
2 歯科医師 653万円 2 歯科医師 2,920円
3 診療放射線技師 533万円 3 薬剤師 2,189円
4 薬剤師 532万円 4 診療放射線技師 2,127円
5 看護師 478万円 5 看護師 1,981円
6 臨床検査技師 468万円 6 臨床検査技師 1,843円
7 理学療法士 404万円 7 理学療法士 1,700円
8 准看護師 395万円 8 准看護師 1,689円
9 ケアマネージャー 369万円 9 ケアマネージャー 1,535円
10 栄養士 339万円 10 栄養士 1,350円
11 調理師 331万円 11 調理師 1,319円
12 保育士 323万円 12 ホームヘルパー 1,308円
13 ホームヘルパー 304万円 13 保育士 1,251円

※参考データ「年収ラボ」さんより拝借

このように平均年収の順番で並べた表と比較しても、平均年齢が高い低いに関係なく栄養士のもらえるお金は少ないということがわかってしまいました。

ちなみに最初に紹介した栄養士の平均年収からも時給に変換して計算してみたいと思います!

2015年 栄養士の年収にまつわる各種データ
男性 女性 合計
平均年齢 35.6歳 34.7歳 34.8歳
勤続年数 6.2年 7.0年 7.0年
労働時間 166時間 167時間 167時間
平均月収 25.3万円 23.4万円 23.5万円
平均賞与 58.2万円 57.6万円 57.6万円
平均年収 361.8万円 338.4万円 339.6万円

栄養士全体の平均年齢は34.8歳で、年収は339.6万円です。

この年収は月給に賞与もプラスした金額です。

働いている時間は上の表に記載されているように平均で月167時間なので、

1年に直すと 167時間 × 12ヶ月 = 2004時間

339.6万円 ÷ 2004時間 = 1694円

だいたい1700円前後が私たち栄養士の平均時給になるということですね。

これらから、やはり栄養士という国家資格を持っているとはいえ、他の資格と比較するとその給与面についてはそこまで恵まれているとは言えませんね。

栄養士・管理栄養士として収入を上げる方法はある!

なんだか私自身、自分で色々調査したり検証してみて暗い気持ちになってしまいました・・・

しかし、まだまだ諦めてはいけません!

今現在栄養士・管理栄養士として得ている収入以上に収入を増やす方法がないというわけではありません。

なので最後にその方法をいくつか紹介したいと思います!

大きく分けてその方法には3つあると思っています!

  1. 栄養士として今より収入が高い企業に転職する
  2. 転職はせず今の職業に就きながら他に何かプラスで収入を得る
  3. 思い切って独立して収入を得る

 

それぞれ少し詳しく解説していきます!

収入を上げる方法① 収入が高い企業に転職する

やはりこれが現実的で最もハードルが低い方法だと思います。

この転職というものを成功させるためには2つのスキルが必要になります。

  1. 徹底的に調べるというスキル
  2. 発想の転換をするというスキル

 

徹底的に調べるというのは、給料が今より高い仕事を徹底的に調べあげるということです。

例えば、同じ栄養士・管理栄養士職でも今では様々な企業が様々な仕事内容で募集しています!

これは、それだけ世の中で食に関する関心が高いという裏返しでもあります。

なので自分の経験や友達に聞いた話のみで考えるのではなく、転職のプロにお願いするというのも良い方法です。

とにかく栄養士・管理栄養士として、自分のスキルを活かして働ける仕事で今より給料が高い職業を徹底的に調べるのです。

②の発想の転換というのは、給料は変わらないが物価が低い場所に移動するということです。

給料が変わらなくても、または例え下がったとしても家賃などその地域の物価が今の場所よりも低ければ今使えるお金よりも多くのお金を使うことができます。

また、社宅があったりなど福利厚生なども含めて今よりも快適で金銭的に余裕のある生活をすることも可能です。

①の徹底的に調べる との組み合わせでしっかり考えて調べれば必ず今よりも金銭面において豊かな生活は手に入れられると思います!

収入を上げる方法② 今の給料にプラスして収入を得る

この方法は勉強と実践が少し必要です。

いわゆる副業というものです!

この方法には副業がOKかどうかという法定な縛りもあるので、なかなかハードルが高いかもしれません。

しかし年間20万円の収入であれば税金の申請をしなくて良いので、その程度の収入であれば大丈夫だと思います。

年間20万円でも非常に大きな金額ですよね?

年収が20万円上がるのなんて何年先のことかわからないし、上がったとしてもその分税金として手取りから減ってしまうので・・・

副業の種類はネットで検索してもかなりたくさんの種類が存在します。

この方法は、今自分の働いている会社が副業がOKか否かでかなり環境が変わってくると思います!

収入を上げる方法③ 独立して収入を得る

これはまさにハイリスクハイリターン!

上手くいかなければもちろん収入は0ですが、上手くいけばその収入は今の収入の何倍にも増やすことも可能です!

しかもその収入に限度はありません!

今では栄養士・管理栄養士として独立して仕事をしている人も多いので昔よりはハードルは高くなくと思います。

しかし、独立してやっていくためにはかなりの勉強量と行動量が必要になるのは簡単に想像できると思います。

もちろん独立して仕事をするメリットもたくさんあるのも事実です!

紹介したこれらの3つの方法は、自分自身の今の現状や環境によってかなり選択の方法は変わっていくと思います。

また、自分自身の性格や考え方、価値観、人生プランによっても大きく変わると思います。

なので私がこの記事の中で無責任に「この方法がベストだよ!」と決めることはできません。

一つの選択肢として考えて頂ければ嬉しいです!

もちろん収入をプラスにしなくても、節約することなどによって支出を少なくする方法もあります!

なのでここまで読み進めてくださった方には、色々調べたり考えたり勉強したりして、より金銭的に豊かな生活を送ってほしいと思います!

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は栄養士・管理栄養士を取り巻く【お金事情】に関して

  • なぜ給与(平均年収)が低いのか?
  • そもそも本当に給与(平均年収)が低いのか?

について、様々な方向からリサーチしたり考察してみました!

なかなか答えが出たとは言い切れませんが、何となく現状は把握できたと思います!

栄養士・管理栄養士がもっと高い給料をもらえるようにするためには、たくさんの改革や改善が必要です。

私もこの業界に少しでも良い影響を与えられるように頑張ろうと思います!

ここまで読み進めてくださりありがとうございました!

また次回の記事も楽しみにしていてくださいね!