【体温を上げるメリット7つ】身体を温める効果がすごすぎる!
こんにちは!ゆとり世代ど真ん中の管理栄養士です。
冬の季節になると、外の気温が寒くなるので身体も一層冷えやすくなりますよね・・・
インフルエンザやノロウィルスなどウイルスが猛威を振るうのもこの季節です。
ですからこの冬だからこそ体温を上げておくということは非常に大切です。
体温が37.2℃前後に上がることで免疫力も活発になりますからね!!
それ以外にも体温を上げることで様々な良いメリットがあります。
ですので、今回は体温を上げることでどんなメリットがあるか紹介したいと思います。
また、体温が低いと今から紹介する逆のことが体内で起こりますので当てはまる方は是非参考にしてください。
そして『体温を少しでも上げるぞ!』と、そのような前向きになれるきっかけになればなと思います!!
もくじ
測ってみよう!あなたの平熱は何℃?
これから体温を上げるとこんなにもメリットがありますよ!!という紹介をしていくのですが、その前にまずはしっかり自分の平熱を把握しないといけません。
ですので、まずはできるだけ正確な体温の測り方、平熱の割り出し方を紹介したいと思います。
人の体温は日内変動といって、同じ日の中でも1℃前後上下します。
朝方4時くらいは低く、夕方にかけてどんどん高くなっていくのです。
ですからしっかり自分の正確な平熱を把握していない人が多いです。
特に女性の場合は日内変動にプラス、ホルモンの影響で月の中でも変動します。
なのでどうしても正確な平熱と言うのを把握するのが難しいのです。
できるだけしっかり体温を把握することで、体調の変化などを見逃さずにいられるので、体調不良なども早めに気付くことが出来るのです。
では実際にどのようにして体温を測っていけば良いのでしょうか?
10分間測定
体温を測る最も一般的な方法はわきの下で測る方法だと思います。
それ以外にも体温は舌の下で測る方法や、直腸で測る方法があります。
最近では体温計も進化してきて数秒で測れるものも出てきましたし、耳に入れてセンサーで測る機器もありますね!!
今回は最も一般的なわきの下で測る方法を紹介したいと思います。
わきの下で測る時に体温計が身体の中心温度に近い値になるまで、実は約10分もの時間を要すると言われています。
今では簡単に測れるセンサー式の体温計によって10秒くらいで測れてしまうものもあります。
しかしそれらの体温計は予測式であって10分後の体温を予測したものにすぎません。
正確な平熱を知るためには、実測式の体温計がオススメです!!
昔ながらの水銀式の体温計かもしくは、予測式でも実測が可能な体温計もありますので是非それらを使って測ってみましょう!
1日4回×3日測定する
人の体温は一日の中でも朝は低く夕方にかけて高くなります。
そして女性の場合はホルモンの影響によって体温に変化が生まれます。
ですから1日4回に分けて測定し、それを3日継続して平均することで平熱を知ることができます。
1日の中で測るタイミングは、
- 朝起きた時
- 午前中
- 午後
- 夜寝る前
の4回です。
これを3日間繰り返し計12回の測定値を平均しましょう!
できればこれを3~4ヶ月に一回行うことうといいと思います。
その季節季節で身体のリズムや自分自身の体調をこの体温の変化から知ることが出来るのです!!
そして、できれば36℃以下の人は0.5℃でも良いので体温を上げたいところですね!!
それでは、体温が上がることで得られるメリットを実際に見ていきましょう!!
メリット① 免疫力が上がり、大きな病気を防げる!
体の中心温度が37.2℃の場合が最も免疫力が上がると言われています。
それは免疫力を担う白血球の働きがこの温度で非常に活発になるからです。
なので体温が低い人は1℃でも37.2℃に近づくことが出来れば、免疫力も上がっていくのです。
白血球の働きが良くなるという事は、体内のリンパ球や顆粒球の働きも良くなるということなので、身体の有害な敵から身を守ってくれます。
有害な敵と言うのは、活性酸素で傷ついた細胞や、最近・ウィルス、がん細胞などです。
体温が1℃上がると免疫力は30%上がると言われています。
そしてがん細胞は35℃前後の低い体温を好むとされています。
体温を1℃でもしっかり上げることで、こうした日々の免疫力を上げてがんなどの病気もできるだけ遠ざけることができるのです!!
メリット② メタボリックシンドロームの予防になる!
現代病と言われるこのメタボリックシンドローム。
最近お腹が出てきたなぁ~なんて人は要注意です!
体温が上がるとなぜメタボが防げるかと言いますと、これは基礎代謝が上がるということにもつながりますが、貯まった内臓脂肪を燃やしやすくなるからなのです。
低体温の状態だと、同じものを同じだけ食べても身体につきやすくなります。
こうして日々積み重ねたものに運動不足などが相まってメタボになってしまうのです。
体温が基礎代謝が上がることで多くのエネルギー消費が見込めますので、メタボ対策には低体温からの脱却が近道です!!
メリット③ 代謝が上がることで、痩せやすく太りにくくなる!
平熱が高い人は、低い人に比べて代謝がスムーズに行われます。
この理由は2つあって
- 体温が上がることで血液の巡りが良くなることによって、消化・吸収・代謝の一連の流れが良くなるから
- それら一連の流れの中で最も重要な働きをする酵素が一番働きやすい環境に整うから
体温UPで目指せ健康体!!体温に関する基礎知識を知ろう!!でも紹介したように、体温がしっかる上がると食事によって体内に入ってきた糖質、脂質、たんぱく質が酵素の力によってそれぞれ熱エネルギーに変換されやすくなります。
では具体的に、37℃の体温の人と36℃の体温の人ではどのくらいの差があるのでしょうか?
実はたった1℃しか体温が変わらないのですが、基礎代謝が13%も違うという驚きの事実があるのです。
基礎代謝とは、体温の維持や心臓を動かすなど人間が生きるのに必要最低限の熱量の事です。
簡単に表現すると、あなたが一日中動かずベットにごろんとしてても使うエネルギー量を指します。
ベットに寝ててもマンガ読んだりケータイいじったり、ごはん食べたりするでしょうから厳密にはそうではないのですが、まぁこんな感じです。
同じものを同じ量だけ食べた場合、体温が1℃高い方が13%も代謝量に差があるので痩せやすく太りにくいという事ですね。
メリット④ 新陳代謝が活発になり美容の面でも若々しくなる!
体温が上がることで血液が体内の隅々にいきわたるようになります。
すると、身体の隅まで酸素や栄養素などが運ばれますから細胞の中で行われるいろんな化学反応がう活発になります。
そうすることで、細胞のターンオーバーもスムーズに行われるのです。
もちろんそれが肌の細胞であれば肌の新陳代謝がスムーズに行われますから、きれいな肌を保つことが出来るのです。
逆に血行が悪いと、シミやたるみ、しわや目の下のクマ、肌全体がくすむ原因となります。
こういう状態でいくら高価な化粧品を使ってもスキンケアしてもあまり効果は期待できません。
まずは体内の血液の巡りという土台がしかっりしていることが大切です!!
メリット⑤ 便秘も改善する!?
便秘は特に女性が困っている人が多いのではないでしょうか?
お腹の不調を訴える人のほとんどがお腹が冷えています。
体温が上がるという事は身体の中心部分が温まるという事ですので、腸への血流も良くなります。
すると蠕動運動と言って食べたものを腸内で消化しながら送り出す運動が活発になるのです。
そのことで便秘も改善される可能性は非常に高くなりと思います。
そして体温が上がると何といっても腸の壁に存在するリンパ球の働きが良くなるので免疫力がUPします!!
全身のリンパ球の6割が腸に存在していますから、それだけ免疫機能も上がるという事です!
もちろん便秘の原因は、ミネラル不足や筋肉の衰え、食物繊維の不足、腸内環境の悪化など様々な要因があります。
体温をしっかり上げたけれど、なかなか便秘が改善しない人はそれらの原因を疑いましょう!
メリット⑥ 朝から元気!メンタルにも良い影響がある!
体温が低いと、やる気が起きなかったり・・・なんだかだるい・・・ボーっとする・・・集中できない・・・など、あまり肉体的にも精神的にも良いことがありません。
特に体温が低い朝はそれが顕著に表れるでしょうから、なかなか一日のスタートである朝から良い波に乗ることが出来ないのです。
逆にしっかりと体温を上げてあげれば、朝からシャキッと活動的になれるのです!
私は昔から朝が弱くて・・・とあきらめていませんか?
朝起きた時に何となくやる気が起きない人は、低体温がその原因の一つと考えられています。
最近では、体温が低いために朝なかなか起きれず、やる気も起きず学校を休みがちになる子供が増えてしまっているのです。
朝が苦手な人は、是非一度体温を測ってみてください!
メリット⑦ 仕事もはかどる!
体温が上がるという事は全身の血流が良くなるという事です!
逆に全身の血流を促してあげれば、それだけ体温も上がりやすくなるという事です。
そうするともちろん脳にも血液がいきますから、体温を上げた結果頭が冴えているなと実感できる人も多いと思います。
人の身体は夕方最も活動する時間帯に向かって体温が上昇します。
ですから体温を上げるという事は、人間にとって活発に活動するために必要な事なのです。
仕事ももちろん同じです。
低体温の状態だとなかなかやる気も起きませんから、体温が上がることで朝からやる気が起き、そういった精神的な面からも仕事の能率がUPするでしょう!!
妊活している女性は絶対に体温を上げよう!!
女性の身体で最も低体温の影響を受けるのは子宮や卵巣などです。
低体温の人がホルモンバランスで悩むのはそのためです。
妊娠にはこのような生殖器が常に元気でいなくてはなりません。
子宮や卵巣が元気でいることが、月経のリズムなどを整えてくれる大きな要因になります。
そのためには、酸素や良い栄養素が供給され続けないといけないわけですから、自然と血流が良くないといけないのがわかりますね!
私も前の仕事をしているときに、何百人と妊活をしている人に出会いました。
その中で、なかなか赤ちゃんが出来なくて不妊治療をされている人も非常に多く出会いました。
そしてほとんどの人たちに平熱がどのくらいか伺うと、びっくりするほど体温が低かったのです。
体温を上げたり必要な栄養素のアドバイスをいくつかしたところ、何年も赤ちゃんが出来なくて悩んでいた人がいきなり妊娠出来たりと・・・
人の命の誕生に少しでも関わることができる、そんな幸せな経験を何度もすることが出来ました!
今その赤ちゃんもきっと立って歩いてたり、しゃべれるようになっている事でしょうね!!
話がそれましたので戻しますと、体温が低い状態が続くと、妊娠しにくくなるだけではないのです。
月経不順や、無月経、子宮内膜症、子宮筋腫、排卵障害など様々な不調があらわれてきます。
妊娠するというのは、卵子と精子が出会い受精し着床することを言いますが、その時の体温が37℃がベストと言われています。
このことからも、いかに体温が高いことが妊娠するだけでなく、ホルモンバランスを整えるという事に関しても非常に重要だかがわかります。
筋肉が男性に比べて少ないので、自ら熱を作り出すことがそもそも女性は難しいのです。
そこに様々な原因によって体温が下がってしまった結果、ホルモンバランスを乱してしまう・・・
さらにそれがストレスとなってしまい身体の調子が悪くなり悪循環になる場合もとても多いです。
ですから女性は特にしっかりと身体を温める努力をし、体温を高くキープするように努めてほしいと思います。
まとめ
今回は体温が1℃上がることでどのようなメリットがあるのかを見てきました。
簡単にまとめると次のようになります。
- 免疫力が上がり、大きな病気を防げる!
- メタボリックシンドロームの予防になる!
- 代謝が上がることで、痩せやすく太りにくくなる!
- 新陳代謝が活発になり美容の面でも若々しくなる!
- 便秘も改善する!?
- 朝から元気!メンタルにも良い影響がある!
- 仕事もはかどる!
そして女性はここにプラスして、体温をしっかり上げることでホルモンバランスが整いやすくなるというメリットがありました。
現代は本当に体温が低くなりやすい環境にあると言えます。
なので、まずはこの記事でも紹介したように、あなた自身であたなの体温をしっかり把握すること。
これがスタートです。
自分の平熱が何℃なのか知ることができたら、もし低ければ上げる努力が必要ですし、37.2℃前後であればキープできるように努めること。
これが身体のあらゆる機能を最大限に高めるヒントととなります。
たかが体温1℃と思うと思いますが、実際にはされど1℃の体温。
毎日健康にそして美しく生活するために体温を上げていきましょう!!