【食で支える!】小学生・中学生・高校生の野球少年を子に持つ親御さんにできるサポートとは?
こんにちは!
野球が大好きな管理栄養士です!
私は小学生~高校生の10年間野球をプレーする中で様々なことを経験させてもらいました。
その中でも特に食の大切さを実感し管理栄養士になりました。
実際に子供が野球をするとなると親御さんがいかに大変なのかも選手の立場からですが経験してきました。
そこで今回の内容は、野球を10年間プレーしたことがきっかけで管理栄養士になった私が、自分の野球人生においての経験と【食】の観点から野球少年を子に持つ親御さんのサポートの重要性について書いていきたいと思います!
親御さんができるサポートにどのようなものがあるのか?どんなことが選手の助けになるのか?について元選手目線と食にまつわる仕事をしてきた管理栄養士目線の両方から記していきたいと思います!
食事を作ることで支えてほしい!
まずは食事を作ることで選手を支えてほしいと思います。
野球を始める時期は人によって様々ですが、そのほとんどが小学生くらいからだと思います。
食事を作るというのは物凄い労力を使うことで、それを毎日繰り返すというのはとても大変ですよね・・・
さらに子供が野球を始めるとなると、その消費するエネルギー量の多さから食べる量も多くなります。
成長すればするほど食事量は増える一方です・・・笑
野球少年はまさに母親泣かせですが、プレーで結果を残すためには食事は非常に重要なのです。
小学生は基本的には平日のお昼が給食ですので、学校がある日の朝と夕飯、学校がない日の3食の食事がお母さんに頑張ってもらう場面になります。
中学生も基本的には給食ですが、横浜市や大阪など地域によってお弁当を持参しないといけない人もいるでしょう。
その場合は毎日3回の食事を作らないといけません。
高校生になると、寮の生活にならない限り毎日3食プラス間食用に食事を用意する必要があります。
こう考えるだけでゾッとしますね・・・
しかし、食事を疎かにして一番楽しいはずの高校3年間の野球人生を棒に振ってしまった私の思いとしては親御さんには愛する息子さんのために頑張ってほしい!そう切に願うばかりです。
朝食は昨日の夕食の残りでも良いです!
お弁当に冷凍食品を利用したって、お金を渡して『今日は、これでコンビニ弁当を買ってね!』という日があっても良いと思います!
そのようにお母さんたちもたまにはお休みしたり上手に息抜きしながら、できるだけお子さんがしっかりと食事できる環境を作ってほしいと思います。
私は高校3年間、母親が病気で入退院を繰り返していたため、一日3食+αの食事を自分で作っていました。
朝起きて、朝食を自分で作って食べて、お弁当プラスおにぎり(間食)を作り、帰ってきたら夕食を作って食べて寝る。
このような生活が長く続きました。
毎日野球の練習でクタクタの中そのような日々を送っていましたので、トレーニングを行ってもなかなか体重が増えていきませんでした。
むしろ体重が減っていった時期もありました。
今は全くそうは思いませんが、当時は『朝起きたら食事やお弁当ができていて、夜帰ってきたら食事がすぐできる環境だったらな・・・』このようなことを毎日思いながら野球をしていました。
やはり、少年野球・中学野球・高校野球の中ではダントツで高校野球が華があると思います。
甲子園という舞台が用意されていますし、学校をあげて応援してくれます。
また、地域の方々や多くの野球ファンも試合に足を運んでくれるのが高校野球です。
そんな高校野球で息子さんが活躍する姿を見るためにも親御さんの食に関する協力が絶対に必要なのです!
【食】に関するより正しい知識を伝えてほしい!
食事を作るだけでも選手にとっては本当に最高のサポートです。
これは選手の立場から見たサポートですが、次は管理栄養士の立場で見たサポートについてです。
実はこの食に関する正しい知識を子供に伝えるというのは、お子さんが将来大人になってからの生活にも大きく影響します。
今一生懸命プレーをしている子供たちも、そのほとんどの人がいつかは野球を辞めて一人の大人として自立し働き出します。
もちろん一部の人は野球を続ける人生を歩むでしょう。
そんな時に、子供の頃にされてきた食に関する教育がその人の生活に大きな影響を与えるのです。
社会人になって自分の稼いだお金で、さらに自分の意志で食生活を送るようになった時に、何も食に関する教育をされていない人は生活習慣病になるリスクが非常に高くなります。
もちろん食べるもので身体は作られますので、仕事のパフォーマンスにも影響してきます。
大人になってからも野球を続ける人は、なおさら子供の時に食に関する教育を受けておく必要性があります。
高校を卒業してからはお子さんの食べる食事を作ることはほとんどできませんので、高校を卒業するまでにしてきた食に関する教育がとても重要なのです。
もちろん学校でも食育というものは行われますが、それはあくまで全体的な話ですし、野球をプレーすることにおいて必要となる知識には達しません。
運動をしていない子よりも身体を大きく強くするために質の高い食事がいかに重要なのか?そのためにはどのような食事をして、どのような栄養素が必要なのか?など、このような専門的な知識を野球をする本人が持つことが重要です。
ただ作ってもらった食事を食べるよりも、しっかりと自分の頭で理解して食事をする必要があるのです。
そうした経験や知識が、将来あなたのお子さんが大人になって自分の意志で食行動をするようになった時に活きてくるのです。
食卓を通して精神的なサポートを!
続いて食を通してできるサポートについてです。
これはできるだけ一緒に食卓を囲んで、たくさん親子で会話をすることで選手が野球を楽しめる・野球に集中できる環境を作ってほしいということです。
子供が大きくなる過程には、思春期や反抗期など避けては通れない時期をいつかは迎えます。
そんな時期はどうしても会話が減ってしまうと思います。
しかし会話をしなくても、一緒にご飯を食べることでお子さんの変化に気付くことも多くあると思います。
お子さんが悩んでいたり、困っていたり、体調が悪かったりなど、いつもとは何か違うな・・・など。
私は高校3年間、家族でご飯を一緒に食べた記憶がありません。
家での食事は9割1人でした。
ですので食事が楽しいと思ったことはありませんでしたし、身体を大きくするために無理やり食べていたので食べることが苦痛でした。
身体を大きく・強くするためには食事といえども多少無理をする必要もありますので、長く野球をしていれば食事がつらくなることもあるでしょう。
家族そろって会話をすることで『少しでも楽しく食事をしながら強い肉体を作る』これができたら本当に素晴らしいと思います。
食卓を家族みんなで囲むことは豊な心を育みますので、できるだけ良い環境づくりに努めてほしいと思います。
お子さんには最大限の愛情を!
私が一番伝えたいことは、食を通して・野球を通してお子さんに愛情をたくさん与えてほしいということです!
お子さんをプロ野球選手にしようと思って子育てをしている人はほとんどいないと思います。
それよりも、『野球を楽しんでほしい!』や、『野球を通じて立派に育ってほしい!』そんなことを願っていると思います。
お子さんが『野球を始めたい!』と言って始めた日から、親として何かしてあげられる時間は意外に短いです。
『高校は野球の強豪校に行きたい!』なんて息子さんが言った場合には、そのほとんどが寮生活ですので中学3年生までしか一緒にいることができません。
寮生活をしなくても、高校球児になれば朝は早いし夜遅くまで練習してきます。
一日で見れば一緒にいる時間は非常に短い時間です。
現代の日本では多くの家族が共働きで、お母さんは仕事に家事にととても大変な日々を送っていると思います。
しかし、お子さんの成長スピードは思ったよりも速く、いつの間にか親元から巣立っていってしまうのも事実です。
ですので大変だと思いますが、可愛い我が子のために頑張ってほしいです!
全国の野球少年を持つ親御さん応援しています!!ファイトです!!
野球をするお子さんのための食事や、その他生活などにおいてわからないことや疑問に思ったことなどありましたら、このブログのコメント欄に書いて下さればお答えします!
私が野球をしていた経験や、管理栄養士としての立場などからできる限り力になれるよう返答させていただきます!