inゼリー【マルチビタミン】オススメの飲み方・栄養成分・原材料などについて徹底解説してみた!
こんにちは!
今回の記事では、inゼリー【マルチビタミン】 について解説していきます!
商品の特徴やオススメの飲用シーンなどを参考に上手に活用して、運動やスポーツのパフォーマンスアップを目指しましょう!
もくじ
inゼリー【マルチビタミン】についての解説動画
inゼリー【マルチビタミン】の特徴
まず、商品の特徴について簡単にまとめると以下の3つになります。
- 12種類のビタミンが配合されている
- 1日に必要なビタミン量が摂取できる
- ビタミンだけでなくエネルギーも90kcal摂取できる
人の体に必要とされているビタミンは全部で13種類ありますが、そのうちの12種類を1本で摂取することができます。
そして、それらのビタミンは全て1日に必要な量が摂れるとあって人気商品の一つでもあります。
また、このinゼリー【マルチビタミン】は、1本飲むと90kcalのエネルギー(カロリー)を摂取することが可能です。
では、これがだいたいどのくらいのエネルギーなのか?というと、だいたいコンビニのおにぎり半分くらいです。
味はグレープフルーツ味で、すっきりと美味しく飲むことができます!
特にアレルギー物質となる原材料は使われていません。
森永製菓さんのHPを見てみると、『小児は本品の摂取を避けてください。』と記載がされています。
一般的に小児とは15歳未満を指します。
おそらくですが、この商品のビタミンの含有量が成人(大人)の1日に必要な量や推奨される量で設計されているので、脂溶性ビタミン(特にビタミンA)において少し摂取量が多くなってしまうためだと考えられます。
ですので、もし『風邪をひいた子供に飲ませたい!』などと考えた場合は、1本飲むのではなく半分の量を摂取させるなど量を調整しながら利用することをオススメします!
inゼリー【マルチビタミン】のオススメの飲用シーン
では次に、どんな時に飲むのがオススメなのかについて解説したいと思います。
森永製菓さんのHPにオススメの飲用シーンについて記載がありましたので、そちらをまとめると以下のようになりました。
- 小腹を満たしたい時
- 体調を崩した時
- 野菜が苦手
- 栄養バランスが気になる
- 美容のため
以上の5つが、inゼリー【マルチビタミン】のオススメの飲用シーンになります!
では、スポーツにおけるオススメの飲用シーンはいつでしょうか?
- 運動前の栄養補給として
- 運動後のリカバリーとして
- 食事バランスが崩れている時
- 食事でビタミンが摂りきれない時
- 運動量が多い時
それでは一つずつ簡単に解説していきたいと思います。
1、運動前の栄養補給として
スポーツや運動には当たり前ですが多くのエネルギーが必要になります。
このエネルギー源となるのは基本的には以下の2つです。
- 糖質(炭水化物)
- 脂質
これらの栄養素がエネルギーに変わる際に多くのビタミンが必要になります。
特に水溶性ビタミンのビタミンB群は必須の栄養素になります!
ですので、食事でしっかりとエネルギー源を確保すると同時にビタミン源も摂取しないといけないわけです。
この商品には、ほんの少しですがエネルギー源も含まれており、かつビタミンをしっかり摂取できるので運動前の栄養補給としても役立ちます!
inゼリー【エネルギー】と一緒に飲むことで、エネルギー源、そしてそれを代謝するビタミンも上手に摂取することができます。
タイミングとしては運動直前に飲む場合、運動中に気持ち悪くなったりする場合があるので、1時間前〜30分前くらいには飲み終わっているようにすると良いかもしれません!
2、運動後のリカバリーとして
運動中はエネルギーをたくさん消費します。
ですので、運動後はそのリカバリーをする必要があるのです。
運動後に摂取したい栄養素は以下の2つです。
- 糖質(炭水化物)
- たんぱく質
このように食事でリカバリーする際も、摂取した糖質やたんぱく質を代謝するのにビタミンが必要になります。
また、運動中私たちは酸素を使ってエネルギーを生み出します。
その際たくさん摂取した酸素によって体内では一部活性酸素が生じてしまいます。
この活性酸素は体内の細胞を傷つけてしまうのです。
こういった活性酸素と闘ってくれる栄養素もビタミンの中にはたくさんあるのです。
タイミングとしては、できるだけ運動直後に摂取するのがオススメですが強度が高い運動の場合食べ物屋飲み物を胃が受け付けない場合もありますので、様子をみながらできるだけ早いタイミングで摂取すると良いでしょう!
3、食事バランスが崩れている時
スポーツ選手やアスリートは海外などでトレーニングや試合に臨むこと機会が多くなります。
そういった時には、食環境も大きく変わってしまうので食事バランスが崩れてしまうこともあるかと思います。
また、日々激しいトレーニングを行ったりすることで食欲がなくなってしまったり、厳しい減量の中で食事バランスが崩れてしまうこともあります。
そんな時にこの【マルチビタミン】を補助的に利用することは賢い選択だと思います。
ただ、そもそも好き嫌いなどが多く、それによって食事バランスが乱れている人がこのような商品を使ってバランスを整えるのには少し反対です。
また、『これさえ飲んでいれば毎日ビタミンの摂取は完璧だ!』と食事をないがしろにしてしまうような考え方や食生活の人も注意が必要です!
あくまでこのような商品は補助的な役割であり、それ自体がなければ日々のバランスが崩れてしまうような使い方はオススメできません。
是非できるだけ食事から必要なビタミン量を摂取するように心がけましょう!
4、食事でビタミンが摂りきれない時
スポーツ選手やアスリートの食事の優先順位としては、まず摂取エネルギーをしっかり確保することです。
つまり、以下の三大栄養素を最初に算出して私たちはメニューなどを考えます。
- 糖質(炭水化物)
- 脂質
- たんぱく質
そして、これらの優先順位の高い栄養素を十分確保できたら、その次にこれらを代謝する
- ビタミン
- ミネラル
ついて考えます。
ですので、選手達も食べる順番は三大栄養素を優先して食べることになります!
ここで一つ問題点が出てきます。
それは、必要な摂取量は運動量(練習量)が多ければ多いほど増えるのに対して、胃のキャパシティーは増えないということです。
つまり、時には三大栄養素を優先的に食べた結果、ビタミン・ミネラル源となるおかずなどが食べきれないケースがでてきてしまいます。
しかし、これはある意味仕方ないことで(優先順位は間違っていないので)、こういった時に初めて食事として不足しているビタミン・ミネラルのサプリメントや栄養補助食品を利用するのです。
そして、こういったケースでこのinゼリー【マルチビタミン】は大いに活躍します!
5、運動量が多い時
- 運動前の栄養補給
- 運動後のリカバリー
のところでも解説したように、運動の前中後では体内においてのビタミンの需要は増えます。
ですので、運動量に比例してビタミンの消費量・必要量も増えていくのです。
食事から摂取しきれない場合も多々あると思いますので、そういった場合はこのように補助的に利用するのも良いでしょう!
また、運動量が多いと交感神経が優位になる時間が長くなるため、思うように食事が進まず、十分に食事量を確保するのが難しくなってしまいます。
そうなると、先ほど解説したようにビタミンが摂りきれなくなってしまうので、このような商品は重宝される訳です!
inゼリー【マルチビタミン】の栄養成分や原材料の解説
まずは栄養成分についてみていきたいと思います。
商品の裏に記載さている栄養成分を見やすく拡大した画像がこちらです!
枠で囲まれた部分がこの商品の特徴的な部分になります。
- 赤→エネルギーに関する栄養素
- 黄緑→ビタミン類
まず、赤枠に注目してみると、たんぱく質・脂質はどちらも含まれていません。
つまり、この商品のエネルギー源は全て糖質(成分表記としては炭水化物)に依存しているということになります!
では次に、黄緑の枠の部分についてですが、この商品にはビタミンK以外の12種類のビタミン含まれているということがわかると思います。
- ナイアシン
- パントテン酸
- ビオチン
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- 葉酸
の計12種類です。
では次に、原材料について解説したいと思います。
この商品の原材料を見やすく拡大した画像がこちらです!
- オレンジ色の線→糖質類(成分表記では炭水化物)
- 黄緑色の線→ビタミン類
では、糖質類の果糖ブドウ糖液糖がどのようなものなのか簡単に解説していきます。
果糖ブドウ糖液糖とは?
果糖ブドウ糖液糖というのは、簡単に言い表すと、『でんぷんなどを分解してできた消化吸収されやすい甘いシロップ』という感じでしょうか。
果糖ブドウ糖と名前についているので、そのシロップには
- 果糖(フルクトース)
- ブドウ糖(グルコース)
が含まれています。
この果糖(フルクトース)も、ブドウ糖(グルコース)も糖質の最も小さい単位ですので、とても吸収が速く素早くエネルギーに変わるのが特徴です。
糖質の最も小さい単位というのは、それ以上分解できないことを指します。
つまり、口から腸に届いて吸収されるまで、どんな酵素の影響も受けずに腸管から素早く吸収されて血液に乗って運ばれていきます。
果糖ブドウ糖液糖は、消化吸収が速い糖質ですので、このinゼリー【マルチビタミン】は飲んだ直後に素早くエネルギーに変わったり、運動後のリカバリーに利用可能です。
ただ、inゼリー【エネルギー】のように180kcal(糖質量45g)もないので、そこまで糖質の摂取源としては期待できません。
あくまでこの商品は、ビタミン摂取を目的としながら『ついでにエネルギーも少し摂れるしラッキー♪』くらいな感覚で使いましょう!
含まれるビタミンの種類や含有量
この商品に含まれているビタミン類は先ほども説明した通り、全部で12種類になります。
人の体に必要なビタミンはこの図のように全部で13種類存在していて
- 油に溶ける性質をもつ脂溶性ビタミン→4種類
- 水に溶ける性質をもつ水溶性ビタミン→9種類
と、このように分類されます。
では実際に、この商品に含まれているビタミンの『量』について、成人が1日に必要なビタミンの摂取量と比較していこうと思います。
成人が1日に必要とするビタミンの量と、この商品に含まれるビタミン量をわかりやすくまとめたものがこちらの表になります。
ビタミンの種類 | 成人男性(30〜49歳) | 成人女性(30〜49歳) | 商品含有量 |
ビタミンA(μgRAE) | 900 | 700 | 770〜1367 |
ビタミンD(μg) | 5.5 | 5.5 | 5.5〜16.4 |
ビタミンE(mg) | 6.5 | 6.0 | 6.3 |
ビタミンK(μg) | 150 | 150 | ー |
ビタミンB1(mg) | 1.4 | 1.1 | 1.2〜2.8 |
ビタミンB2(mg) | 1.6 | 1.2 | 1.4 |
ナイアシン(mgNE) | 15 | 12 | 13.0〜25.2 |
ビタミンB6(mg) | 1.4 | 1.2 | 1.3 |
ビタミンB12(μg) | 2.4 | 2.4 | 2.4〜5.9 |
葉酸(μg) | 240 | 240 | 240〜786 |
パントテン酸(mg) | 5 | 4 | 4.8〜20.5 |
ビオチン(μg) | 50 | 50 | 50〜118 |
ビタミンC(mg) | 100 | 100 | 100〜248 |
この表をみてみると、成人が1日に必要なビタミンの量に対してこの商品に含まれているビタミンの含有量はほぼ満たしているということがわかります。
ではなぜビタミンKだけが含まれていないのでしょうか?
これはおそらく、ビタミンKは腸内細菌が合成してくれるビタミンで不足することが稀だからだと推測することができます。
しかし、ビタミンB群の中には腸内細菌によって合成されるビタミンはいくつか存在しているので、その他の理由があるのかもしれません。
例えば、ビタミンKを商品に添加することで商品の原価が上がったり、その他味や風味など商品に影響したり…
なぜビタミンKのみ含まれていないかは、直接森永製菓さんに問い合わせしてみないと真実を知ることはできません!
そして、ここで注意点が一つだけあります!
スポーツ選手やアスリートの中には、『ビタミンがこんなに多くの種類入っていて、量もしっかり摂取できるなら、少しくらい食事バランスが崩れても毎日これ1本飲めばいいや!』なんてことを考える人が時々います。
しかし、やはり理想はしっかりと3食+αの食事から必要なビタミン量を摂取することです。
その理由としては、特にエネルギー代謝に必要なビタミンB群などの水溶性(水に溶ける)ビタミンは、一度にたくさん摂取しても使わなかった分はおしっことして体外へ排出されてしまいます。
ですので、1日3回の食事で少しずつビタミンを摂取する方が効率的なのです!
ベースの食事をしっかりと充実させた上で、先ほど解説したオススメの飲用シーンで利用してほしいと思います。
最後になりますが、この【マルチビタミン】も災害時など緊急時のビタミン摂取源として有効です!
実際に、震災時に配給される非常食は『エネルギーの摂取』がメインの目的になるため、ビタミンやミネラルが不足してしまいカロリーは足りているのに栄養不足となって体調を崩してしまう人が多くみられます。
ですので、ビタミンの摂取源として緊急時用にストックしておくのもオススメです!
是非今回の記事の内容を参考にして頂いて、上手に利用し運動やスポーツのパフォーマンス向上に役立てていただけると嬉しいです!