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その体重は脂肪or筋肉?野球選手の本当の体格をBMIでは評価できない理由とは?

あじ
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こんにちは!元高校球児の管理栄養士あじです。 スポーツ選手の食事や栄養学について『わかりやすく!』をモットーに情報発信しています!

こんにちは!

野球が大好きな管理栄養士です!

私が日々更新しているブログの中には、野球選手やサッカー選手の体格を紹介している記事が多数あります。

プロ野球選手の体格を紹介する記事では、長距離打者の体格であったり、足の速い選手の体格であったり・・・

甲子園に出場した選手たちの体格を紹介する記事もたくさん書いています!

サッカーでは、ワールドカップに出場した選手の体格の調査もしています。

それらの記事内に、選手たちの体格を示す指標の一つである【BMI】という数値があります。

この【BMI】という数値が一体どんな指標なのか?

また、題名にもあるように、なぜ【BMI】では野球選手の本当の体格は評価できないのか?

そんな疑問について解説していこうと思います!

BMIとは?

人の体格を示す指標は数多く存在します。

そんな中でも簡単に計算ができて、国際的にも認められている比較的精度の高い体格指数がこのBMIという指標です!

BMIは body mass index】 の略で、次の方法で簡単に求めることができます!

BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)

とても簡単ですよね?

一応計算例も見ていきましょう!

  • 身長170㎝、体重65kgの場合・・・BMI=65÷1.7÷1.7=22.49134≒22.5
  • 身長160㎝、体重50kgの場合・・・BMI=50÷1.6÷1.6=19.53125≒19.5

このような感じで簡単に算出することができます。

BMIという数値は実際にはどのように使われる指標なのか?

BMIという指標は、その人の肥満度を調べる時に使用する数値です!

その判定方法は以下のようになっています!

  • 18.5未満・・・低体重
  • 18.5以上、25.0未満・・・普通体重
  • 25.0以上、30.0未満・・・肥満度Ⅰ
  • 30.0以上、35.0未満・・・肥満度Ⅱ
  • 35.0以上、40.0未満・・・肥満度Ⅲ
  • 40.0以上・・・肥満度Ⅳ

自分の身長と体重によって算出されたBMIを、上記のどこに属するのかで肥満度を測定するのです!

【BMI】と、『なんらかの合併症を持っている人』を指数とした【罹患指数】という指標との相関関係を調べると、ある一定の結果が現れます。

それは、BMIは低すぎても高すぎても罹患指数は高くなり、BMIがおよそ22の時に罹患指数は最低となるという結果です。

それによって日本肥満学会では、BMIが22の時の体重を最も疾病(病気)の少ない標準体重と定めているのです!

また、BMIは18歳以上に適用される体格指数であって、18歳以下の子供たちに対してはカウプ指数やローレル指数、肥満度などが使われているのです。

つまり、BMIとは18歳以上の人の病気になるリスクを対象者の体格から導くための指標ということです!

そしてそのBMIは、22が最も理想とされているのです!

野球選手の体格を正確にはBMIで表せない理由

ここまでの解説で、なぜ野球選手の正確な体格がBMIで評価できないかはもうお分かりの通りです!

BMIとは、そもそも疾病(病気)になるリスクを減らすための体格維持に関する指標だということです。

BMIが18.5未満の場合では痩せすぎとなり、病気になるリスクが上がってきます。

BMIが25.0以上の場合では、先ほど説明した肥満度にそれぞれ分類され、肥満度が上がるにつれて病気になるリスクも上がっていきます。

肥満度というくらいですから、『身長に対してどのくらい体重があるのか?その体重が脂肪であると仮定した場合、どのくらい脂肪が蓄積されているのか?』BMIではわかるのです。

例えば次の二人についてBMIを比較していきましょう!

  1. 身長175㎝、体重120㎏の運動習慣のない人
  2. 身長175㎝、体重120㎏の毎日稽古している力士

 

両者でBMIを計算すると、

BMI=120÷1.75÷1.75=39.1836735≒39.2

どちらも同じBMI=39.2となります。

①の人は脂肪の量が多く体重があり、②の力士は筋肉量が多く体重がある、そのようになんとなく想像できますよね?

なので②の力士よりも、①の人の方が病気になるリスクは上がると思われますし、同じ身長や体重でもその身体の内容(筋肉量なのか脂肪なのか)が全く違うということがわかりますよね?

しかし、①の運動習慣のない人も、②の毎日稽古している力士も、BMIは同じ39.2です!

つまり、BMIとは【身長】に対する【体重】の【体重】の部分の詳しい中身までは把握できないということです。

野球選手にも同じようなことが言えます。

  1. 身長180㎝、体重80㎏(脂肪が多くぽっちゃりしている選手)
  2. 身長180㎝、体重80㎏(筋肉量が多く体がしまっているの選手)

 

この両者も、身長と体重が同じですのでBMIは同じ値になります。

同じ野球というスポーツをしていても、BMIという数値だけではこのように体格を正確には評価することができないのです。

『身長が○○○㎝、体重が○○㎏だから、計算すると自分のBMIは○○だ!』と数値が算出できても、①のような選手もいれば、②のような選手もいるということです!

しかし、BMIという数値を見ることで、その選手がどのような体格をしているかがおおよそわかります。

よってBMIはあくまで体格を表す目安の数値という見方をすることで、有効活用できる数値と言えると思います。

私が野球選手の体格の指標にBMIを使う理由とは?

それでは、この記事の核心に迫っていきます!

なぜ私がこのブログの記事内で野球選手の体格を紹介する際にBMIという数値を使うのか?

それは、単純に【身長】と【体重】しか知り得る情報がないからです!

個人的に関わっている選手に関しては、身長や体重はもちろんですが、その他にも様々情報を持っています。

しかし、それ以外の選手たちは身長や体重しか知り得る情報がないので【BMI】【身長-体重】の指標くらいしか算出できません!

できるなら【体脂肪率】や、そこから算出できる【徐脂肪体重】なども知りたいですが、そこは知ることができません。

ですのでこのブログの記事内ではBMIを使っているのです!

本当はBMIではなくFFMIが知りたい!?

できるのならば、体脂肪率まで知ることができればFFMIという数値をはじき出すことができます。

それを使えば、身長に対するおおよその筋肉量の数値がわかります!

FFMIは簡単に説明すると、身長に対して身体の全体重から脂肪の重さを差し引いた【徐脂肪体重】がどの程度あるのか?という数値です。

詳しくは別の記事で解説しますが、このFFMIの数値がわかれば自分が目指す体格がBMIより明確になると思います!

  • BMI・・・身長に対してどのくらい体重があるのか?
  • FFMI・・・身長に対してどのくらい徐脂肪体重があるのか?

先ほども説明したように、体重が同じであっても脂肪がたくさんついた70kgと、筋肉がたくさんついた70kgでは体重の内容が変わってくるのです。

BMIの数値の場合は、例えば体重が70㎏でもその70kgの内容が脂肪なのか筋肉なのかはわかりません。

しかし、FFMIの数値の場合は脂肪を取り除いた徐脂肪体重で計算されるのでおおよその身長に対する筋肉量がわかるのです!

BMIは体格を知るためのあくまでも目安の数値と割り切って使った方が良いですね!

まとめ

それではこの記事の内容を簡単にまとめていこうと思います!

  • BMIとは、簡単に計算ができる国際的な比較的精度の高い体格指数
  • BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)
  • BMIは以下のような分類ができ、その肥満度を調べる指標で22が最も理想とされる数値である。

18.5未満・・・低体重
18.5以上、25.0未満・・・普通体重
25.0以上、30.0未満・・・肥満度Ⅰ
30.0以上、35.0未満・・・肥満度Ⅱ
35.0以上、40.0未満・・・肥満度Ⅲ
40.0以上・・・肥満度Ⅳ

  • BMIの数値だけでは、体重の中身が脂肪なのか?筋肉なのか?は判定できない
  • 当ブログでは野球選手やサッカー選手の体格について知る得る情報が【身長】や【体重】のみなので、やむを得ずBMIを使用している
  • 可能であればBMIではなく、より筋肉量を正確に把握できる指標であるFFMIを使用したい
  • BMIはおおよその目安の数値として利用することが重要である

 

いかがでしたか?

それでは、次の記事で『FFMI』という数値について解説していきたいと思います!

是非この記事をご覧ください!




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こんにちは!元高校球児の管理栄養士あじです。 スポーツ選手の食事や栄養学について『わかりやすく!』をモットーに情報発信しています!

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