一日一食生活をオススメしたい人・できない人に分けて考えてみた!
こんにちは!
私は平成生まれの管理栄養士です!
なのでゆとり世代ど真ん中ですね!笑
以前私が一年間実験し,その体験を書いた一日一食生活を365日続けてわかった8つのメリットという記事に関して以外にも反響が多いことに驚きました!
みなさん読んでいただきありがとうございます!!
この記事を読んでコメント欄にて私に質問をしてきてくださる方がありがたいことに非常にたくさんいました!
その質問を丁寧に返していく中で、「この記事だと、こういうふうに思う人・考える人がいるんだなぁ」と様々なことを感じました。
なので今回は一日一食生活をしてみて感じたことや考えたことを、また変わった視点で書いてみようと思いました!
どんな人にオススメで、どんな人にはオススメではないのか?
また、ここは真似してほしい、ここは絶対に真似してほしくないなど、多く質問を頂いた中から書いてみました。
それではあなたが疑問に思う事をできるだけ細かく見ていきたいと思います!!
もくじ
【一日一食生活を365日続けてわかった8つのメリット】の記事の反響
前回書いた記事の中で、どのような質問が多かったかというと以下のようなものでした
- 自分が今している食生活や健康法は合っているのか?
- 一日一食生活ってデメリットもあるけれど、本当のところはどうなのか?
- 一日一食生活をしてみたいが、何かアドバイスがあるか?
- 私が普段どのような食生活をしているか?
- 私がオススメする健康法はどんなものか?
などなど、このようなものでした!
まずTVやメディアでもの新しい感じでいつも最新健康法として様々な情報が紹介されますが、万人に合ったこれといった正しい健康法というのは実は存在しないんです。
なのでこの一日一食生活がなんでもよくなる健康法という事でもありません。
もちろん実践する人によってもメリット・デメリットが変わってきます!
もし今あなたが何かしら努力をしていて健康な状態であれば、その生活スタイルが正解なのではないでしょうか。
その人の年齢や、性別、体重、食生活や生活習慣、痩せたり健康になりたい目的も一人ひとり違います。
なので今回はある程度、みんなから共通していた質問をできるだけ丁寧に書き出していきたいと思います!!
一日一食生活を丸一年してみて感じたメリット
これは前回の記事の復習になってしまいますが、お付き合いください!
私が丸一年間一日一食生活をしてみて感じたメリットは以下の通りです。
- 痩せる
- 睡眠時間が短くても平気になる
- 自由な時間が増える
- 自由なお金が増える
- 集中力が続く
- 味覚が鋭くなる
- 免疫力があがる
- 食事ができることに感謝できるようになる
これらのメリットは本当にすごく感じました!
しかしベスト体重から10キロくらい増えた状態で始めた実験的な食生活でしたので、かなり頑張ったと思います。
結構この生活は偏った生活だったので、少し健康になりたい人や、少しダイエットしたいという人はここまで無理にしなくても良いと思います!
三食の人は、一食減らして二食にするだけでもだいぶ変わりますし、三食そのままでも食べる量を少しづつ減らすだけでも変わります!
あなたに合ったより良い食生活を見つけてみましょう!
わからない場合はお医者さんや管理栄養士さんなどの専門家の人に聞いてみるのも良いでしょう!!
管理栄養士の私が普段の食生活で気を付けている事とは?
前回の記事を読んで私が普段どのような食事をしているのか気になっている方が非常に多いように感じました。
私は管理栄養士として日々様々な勉強をしていますが、気にしていることは実は非常に少ないです!
管理栄養士の私が実践する8つの健康法はこれだ!!を読んでくださればわかりますが、私の食生活で気を付けてるポイントはたった3つだけです。
その3つはこちらです
- 旬なものを食べること
- できるだけ空腹の時間を作る
- 腸に優しい食品を食べる
その理由は次の通りです
- 旬なものを食べること・・・旬な食材は栄養価が高く、自然の摂理にかなっている
- できるだけ空腹の時間を作る・・・満腹は避け、空腹状態を長くすることで良いホルモンを促す
- 腸に優しい食品を食べる・・・腸は栄養素を吸収する場所で植物でいうと根っこのところである
特にこれは気を付けている事ではないですが、ここに付け加えるとしたら私は普段一日二食という生活を続けているという事ですかね!
私は高校野球を引退してからはずっと一日二食です!
ずっと体調も良いですし、二食の生活をしているときに風邪を引いたことも一度もありません!
もちろんその日のスケジュールや、人付き合いで一食になる日もあれば、三食になる日もあります。
こんな感じで、あんまり事細かく自分の食事について気を使いすぎることはありませんね!
一日一食生活をオススメしたい人
オススメしたい人その1 ダイエットをしてる人
一日一食生活を是非オススメしたい人は、ダイエットをしている人です。
しかしここでいうダイエットとは、数キロ単位で痩せるためにしている人ではなく、標準値よりかなり体重が多かったり、自分のベストな体重・健康状態よりかなりかけ離れてしまった人で、10キロ単位で落としたい人です。
このような人は、できるだけ体重を落としたいでしょうから、食事制限として取り入れてみてはいかがでしょうか?
そしてここに運動も取り入れれば痩せるばかりか、太りにくい体質を作ることさえできます!
自分の目標や、理想とするベスト体重に近づくための方法の一つとして一日一食というのは非常に効果的だと思います。
私の場合も最初の2ヶ月で運動せずに8キロくらい落とすことが出来ました!
本当に空腹感がやばかったですけどね・・・笑
またこれは精神的に鍛えるという意味でも非常に良いと思います。
自分の甘えによってついてしまった体重や、生活習慣を改める上でも、精神的な自分への追い込みや覚悟として非常に有効だと思います。
もちろん無理な食事制限は禁物です!!
なのでダイエットはしっかり食べながら、運動で落としていくことが理想なのです!!
もしダイエットが成功しつつあって、自分の理想に近づいてきたら食事量をもとに戻しても良いと思います。
その時は、運動を継続して食事量を増やす、運動はやめるがその分食事量も前よりは減らすなどの工夫をすれば問題ないでしょう!
食事量を前の生活に戻して、運動をやめたら、すぐ元に戻ってしまいますからそこは注意が必要ですね!
このように、ダイエットをする時の(自分の目標とする体重や健康状態に戻すまでの)食事方法の一つとして取り入れるには良いかもしれません!
オススメしたい人その2 バリバリ仕事をしたい人
これは空腹による集中力の増加が期待できるからです!
これは後にも詳しく紹介しますが、空腹の時間は非常に脳が活発に働くのです。
何日か風邪などで絶食した後に食べるものが、すごくおいしく感じる経験をした人も多いかもしれませんが、これは神経が研ぎ澄まされているからです。
味を感じる味覚はもちろん、嗅覚など、脳が冴えに冴えている状態がこうした環境を作ります!
ですので、一日一食生活というのは仕事をバリバリやりたい20~30代のビジネスマン・ウーマンにはうってつけだと思います!
実際に私もこの生活をしていると時に仕事の効率ったらハンパなかったです!
これは自分の感覚かもしれませんが、当時は本当に仕事に集中できたし、お昼ご飯を食べていた時間を使って専門分野の勉強を沢山できました!
一日1時間でも365時間勉強できたことになりますから、これは非常に良かったと思います!
しかしここで一つ注意点があります!
空腹時間を長くして仕事の効率を上げて、ガシガシ仕事をすることは大変良いことです。
でも仕事のし過ぎで体調を悪くしてしまったら元も子もありません。
実は空腹時を使ってガシガシ仕事を頑張る時、身体は交感神経が緊張しています。
交感神経が緊張する時間が長すぎると、どうしても身体に不調が出てくるのです。
ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、のんびりしている時間というのは副交感神経を刺激します。
そもそも人の生活というのは、このように一日の中で休む時間をしっかり取ること事でバランスをとっているのです。
一日一食生活をしてガシガシ仕事をするという事は、どうしても交感神経が優位に立つ時間が長くなり、その期間が増えます。
なので例えば休みの日には、前の生活に戻して三食食べたり、ゆっくりする時間や休む時間を取りましょう!
そうすることで、副交感神経が優位になる時間が増えて、バランスを整えることができるのです!
もちろん、休んでばっかりの堕落した生活が続き、副交感神経が優位になる時間が長くなると、それまた身体に不調が出てくるのです!
人間の身体って本当に上手くできていますよね!!
何事もバランスが大事という事ですね!!
一日一食生活をオススメできない人
一日一食生活をオススメできない人、それはすでにベスト体重の方や健康な方です。
なぜこんな当たり前なことをいうかと言いますと、それは特に女性が多いのですが、何か新しい健康法や美容が出るたびに取り入れてしまう人がいるからです!
今現在ベストな体重だったり、健康な人というのは何かしら日々努力している人だと思います。
女性は月経など男性に比べてホルモンによる影響を受けやすく体重や体調などキープすることが非常に難しいのです。
それでもしっかりキープできているという事は本当にすごいことなのです!!
女性に関わらず、男性でも今現在ベストをキープできている人というのは今の生活スタイル・食生活が答えです!
ですので、特に変える必要のない人は一日一食生活を生活に取り入れる必要はないと思います!!
一日一食生活に学んだこれは是非真似してほしいこと
それは一日一食生活を取り入れなくても空腹の時間をできるだけ長く生活に取り入れてほしいと言いう事です。
空腹のメリットはかなり大きいんです!
メリット1、仕事に集中できる
食事をすると血液はできるだけ消化器官に集中します!!
そうすることによって、消化や吸収を促すからです。
すると脳やその他の器官に血液が少なくなるため、どうしてもお昼ご飯の後の仕事って眠くなりませんか?
それは食事をすることによって脳が休むようになっているからです!!
また、逆も言えます!!
激しい運動やトレーニング、スポーツ経験がある人はわかると思いますが・・・
食事をした後にこういった運動などをすると、お腹の中がもやもやして集中できないことありませんか?
これは運動によって全身に血液が行きますので、消化器官に行くはずの血液が少なくなるんです。
そうすると消化不良を起こし、お腹がもやもやするのです。
また少なからず消化器官に血液は行きますから、運動のパフォーマンスもあがりません・・・
運動やトレーニングなどは少しお腹が空いているくらいが集中が増し、パフォーマンスが上がるのです!!
話がそれたので戻しますね!
空腹状態というのは、血液が消化器官には集まっていない状態ですので、頭の働きもよくなりますし集中力が増します!
ですので、お仕事されている方には特にこの空腹時間というのは作ってほしいと思います。
私はそういう事もあり、普段はあえて朝は食べません。
夜に仕事を一気に終わらせたいときは夜ご飯を軽くする、もしくは食べないでやってしまう事さえあります!
メリット2、若く美しくなれる
また女性にはうれしいことだと思いますが、空腹の時間をしっかり作ると身体が若返りやすくなるのです。
それは若返りのスイッチが空腹によって入るからです!
この実験は有名ですが、猿の実験で毎日たくさんエサを与えた猿と、食事を制限した猿がどのように変わったかというものがあります。
結果はびっくりするくらい食事を制限された方のサルの方が若々しく、毛並みが良かったのです。
また毎日たくさん食べた猿は年老いた風貌になってしましました。
毎日生きるために必要なビタミン・ミネラルなどの微量栄養はしっかりとりつつ、あまり食事は多くは食べ過ぎない!
そして空腹の時間を仕事や美容に良い時間と楽しむ!
これが美しくいきいきといられるコツなのかもしれませんね!!
一日一食生活に学んだこれだけは絶対に真似してほしくないこと
それは一日一食生活をするうえで、その一食が二食、または三食分の量であることです!
簡単に言うとドカ食いしては意味がないという事です。
一日一食生活をしてみればわかりますが、最初はかなりの空腹感に襲われます!
これが予想以上のかなりの空腹感です!笑
ですので、やっと食べられる一食でたくさん食べたくなります!
そこでせっかく一日一食生活をしているのに、その一食が二食分や三食分の量食べてしまってはむしろ逆効果となります。
それは、血糖値が急上昇するからです!
ご飯を食べずに空腹の状態の時は簡単に言うと軽い飢餓状態が体内で起こっているわけです。
そこにたくさんの食事が入ってきたら、次の飢餓への備えをしようとインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖を細胞内に取り込み脂肪に変えますから、飢餓に備えて脂肪を身体にできるだけ付けておこうとするのです。
これはお相撲さんが身体を大きくする時に使う食事の仕方です!!
お相撲さんは一日二食にし、厳しい稽古に耐えることで、食事をした際その食事で得られた栄養素をできるだけ蓄えるように工夫しているのです!
そうしてみんな大きくなるのです!
ということは、一食にしてもその一食がすごい量だと、体内ではこれに近いようなことが起きるのです。
せっかく痩せようと思ったのに、逆に太ってしまったり、健康を害することさえあります!
これだけならまだよいのですが、血糖値を細胞内に取り込んで血糖値を下げるインスリンがたくさん出る場合、高かった血糖値が急降下します。
血糖値が急降下した場合、その急降下した血糖値を上げようとするのです。
するとどのようなことが起きるのか?
それは、なんとまた食事がしたくなるのです!
お腹がすぐに減って食欲がわいてくるという事です!
あなたもさっき食べたばっかりなのに、またごはんが食べたい!そんな風に思った経験ありませんか?
なので私の一日一食生活での一食はご飯は一膳だけと決めていました。
おかずは、とろろ、オクラ、納豆など腸に良いものをベースに、海藻類、きのこ類と、ビタミン・ミネラルが豊富な食品をできるだけ摂るようにしていました!
このようにできるだけ質素な食事を、おかずから先に食べたり、できるだけ噛んで長い時間かけて食べることで急に血糖値が上がらないように工夫しました!
もしどうしてもたくさんの量を一度で食べたくなった場合、その時は一食をやめ、その量を二食に分けて食べてください!
その方が無理に一日一食にするよりは絶対に身体に優しいですよ!!
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は私が一年間一日一食生活をして書いた記事が反響が良かったのと、質問をされる方が多かったのでこのような記事を書きました。
簡単にまとめると、これといった正しい健康法はこの世にはなく、その人それぞれに合った生活こそが正解という事です。
今すでにベストな体重であったり、健康である人はその生活を継続してほしいと思います。
逆にちょっと痩せないとまずいなぁ、ベストな体重や健康状態とかけ離れているなぁという方には是非取り入れてほしいと思います。
全くそのままと取り入れるのではなくて、自分の生活スタイルに合った理論を取り入れるのがコツです。
空腹時間を長くしたり、今まで食べていた量を少なくしたり。
また、ありがたいことに今後も私のところへ質問してくださる方もいらっしゃるかもしれません。
その際は是非あなたの年齢や性別、身長や体重や食生活で気になっていることを書いて下されば幸いです!!
女性であれば体重は知られたくないという方も多いと思いますので、その時は書いていただかなくても構いません。
このように、質問をくださる方の情報ができるだけたくさんあった方が的確にかつスピーディーに返信できるかと思います!!
あなたの生活に寄り添った形でアドバイスさせていただきたいので!!
これからも私の気の向くままに更新されるこのブログをよろしくお願いいたします!!