【野球少年よ、朝食を食え!】朝ご飯は朝練・勉強の唯一のエネルギー源だ!
こんにちは!
元高校球児の管理栄養士です!
いきなりですが、今日の朝ご飯はしっかり食べましたか?
野球選手であれば『はい!もちろんです!』そう答えてほしいです!
私も野球をしていた子供のころは毎日欠かさず朝ごはんを食べていました。
毎日欠かさず食べていた理由は特にありませんが、ただ朝ごはんを食べるという習慣があったからです。
歯を磨いたり、顔を洗ったりするのと同様に朝ごはんを食べるという習慣・リズムがあったの苦ではありませんでした。
そんな朝食について、
『朝から朝食をしっかり食べるのがつらくて・・・』
『うちの子野球をしているのに朝食事をしないで家を出ていくんです・・・』
このように、とても悩んでいるお子さんやお母さんによく出会います。
今回は、そんな野球選手と朝食との関係について様々な視点から解説していければと思っています!
もくじ
野球選手が朝からしっかり食べないといけない理由
小学生・中学生・高校生などの球児も、大学生・社会人選手も・プロ野球選手・メジャーリーガーなども、野球選手である以上は朝食はとても重要です。
そんな中でも野球をしている子供たち(小学生~高校生)には、特に朝食を食べないといけない理由がたくさんあります。
朝食をしっかり食べるべき理由は、以下の通りです。
- 頭と身体の両方のエネルギー源となる
- 朝からしっかり体温が上がり生活リズムが整う
- 噛むことで脳が活性化する
- 身長が伸びる可能性が増える
- 運動によって消費されるエネルギー(カロリー)量を補充できる
- 筋肉がつきやすくなる
- 朝練や試合などに集中できる
特に、⑤~⑦の理由については野球のプレーそのものに影響します。
詳しくはこちらの記事に解説がありますので、是非ご覧ください!
朝食を食べることは、午前中のエネルギー源となる唯一の食事を摂るということです。
それを抜いてしまう、あるいはしっかりと食べられないと、エネルギー源は不足します。
すると、ぼーっとしたり、バテたり、イライラいしたり、集中力を欠いたり、身体が大きくならなかったり・・・
何一つ良いことはありません。
毎日のように野球をする子供たちは、一日の消費エネルギー量がものすごい多いです。
ですので、その分しっかり食べないといけません。
朝ご飯を抜いてしまうと、その分を他の食事で挽回することはほぼ不可能です。
小・中学生は給食ですので、おかわりするといっても限度があります。
給食は数や量が決まっていますので、朝食分の量をおかわりするなんてほとんどできません。
夕飯に朝食分を挽回すべくたくさん食べる子が多いですが、それでは消化器官に負担をかけてしまい、次の日の朝食べられないという悪循環に陥りかねません。
ですので、朝からしっかり食べられない原因やその克服方法を知り、朝食を制しましょう!
朝食を制すものは、野球を制す!です!
野球をしているにもかかわらず子供が朝食を食べられない理由
野球をしているから、たくさん食べないといけないのはわかっている・・・
うちの子はどうしても朝が弱くて・・・
というように悩む方も多いと思います。
では、なぜ朝からモリモリ食事ができないのか?その理由を考えてみましょう!
実は、朝からご飯をしっかり食べられないのには、いくつか理由があります。
- 親が朝食を食べる習慣がない
- 前日の夕飯を食べた時間や量に問題がある
- 寝不足などにより朝起きる時間が遅い
- 一人で食べる孤食など環境が良くない
- 食べ物の好き嫌いが激しい
それぞれの理由について詳しく解説した記事がありますので、是非こちらの記事をご覧ください!
この中に、いくつか当てはまる理由があれば、それらを改善することができると思います。
朝食が食べられないと悩んでいる人は、朝食だけを切り取って問題を解決しようとしがちです。
しかし、朝食をしっかり食べられるようになるのも【習慣】ですので、一日の生活習慣すべてが関わっているのです。
本気で野球を頑張っていきたいという子であれば、必ず朝からしっかり食べられるようになりますので安心してください!
それでは実際に、朝からしっかり食べられるようになるための提案をいくつかしていこうと思います!
朝食を食べない子が朝からしっかり食べられるようになる方法
朝食が食べられない理由や原因については、先ほど解説しました。
その中で当てはまっているものがいくつかあったと思います。
ここでは、その原因をもとに朝食をしっかり食べられるようになる方法について紹介していこうと思います!
朝食について見直すポイントは以下の3つです。
- 一日の生活リズムの見直し
- 朝食のメニューの見直し
- 食べ方・食環境の見直し
これらの3つについて具体的にどのように見直していくのでしょうか?
一日の生活リズムについては、次のようなことを見直しましょう!
- 夕食の時間を見直す
- 夕食の食事量を見直す
- 起床時間を見直す
- 両親が朝食を食べる習慣を身につける
朝食のメニューについては、次のようなことを見直しましょう!
- 朝ご飯一口も食べない子は、まずなんでも良いので口にすることから始める
- 子供が食べやすいもの、食が進むものを出す
- 季節によって工夫する
- メニューを考えるのが負担になるようだったら同じメニューでも良い
食べ方・食環境については、次のようなことを見直しましょう!
- できるだけ家族そろって食べるようにする
- 子供が食事が進まなくても焦ったりイライラしない
- 昨日より少しでも多く食べられたら褒めてあげる
- テレビは消して食事に集中させる
- 子供だけでも朝食の準備ができるようにする
以上のような方法について、さらに詳しく解説している記事がありますので是非こちらの記事をご覧ください!
このように、あの手この手を使って少しでも多く朝からご飯を食べられるようにしないといけません。
特に高校球児になると、その練習量の多さに驚きます。
高校生になってから朝ご飯を食べる習慣を身につけようと思っても、なかなかそう簡単にはいきません。
ですので、できるだけ小学生・中学生のうちに朝食をしっかり食べる習慣を身につけてほしいと思います!
野球をする子供にとって大切な【習慣力】
朝起きたら顔を洗って、着替えて、身支度して・・・
など、毎日特に意識をしなくても人それぞれ自分の行動パターンというものがあると思います。
それこそが習慣というものですが、何事も習慣化さえしてしまえば、そんなに無駄なエネルギーは必要とせず自然にできるものです。
これは良い習慣にも、悪い習慣にも同じことが言えます。
私たち大人でさえ、直したいという悪い習慣の1つや2つは誰でもあると思います。
しかし、悪い習慣はなかなか直りませんね!
それは、身体のリズムなどが勝手にそのような行動を取るように言わばプログラミングされてしまっているのです。
つまり、子供たちの朝食も全く同じで、良い習慣としてプログラミングしてしまえば、後は毎日勝手に毎朝お腹が減るようになります。
たとえお母さんが起きなくても、朝食の準備さえされていれば一人で冷蔵庫をあさってでもしっかり食べるようになるのです。
朝食をしっかり食べるのも【習慣】ですし、朝食を食べないで家を出るのも【習慣】です。
毎日素振りをするのも【習慣】ですし、特に練習もせずにマンガを読んだりゲームをしたりするのも【習慣】です。
いかにこの習慣というものを上手に利用して、毎日身体が勝手に行動を起こせるようにするかが重要です。
少しずつで構いませんので、毎日椅子に座って何か食べることから始め、徐々にその量を増やしていけば、気がついたら習慣化されているはずです。
強い身体、大きい身体を手に入れるためにも、是非朝食からライバルに差をつけていきましょう!
私の野球少年たちのお母さんに対する切なる願い
お子さんが『野球を始めたい!』と言った瞬間から、お母さんにとってはある意味で地獄の始まりです。( ;∀;)
子供の身体が大きくなればなるほど、食事量が増えるなど、肉体的にも金銭的に親御さんの負担は増えていきます。
また、小・中・高とステージが上がっていくにつれて、野球に関わる度合いも増していくと思います。
最初は楽しんで野球をしているだけだった子供が、野球を続けていくうちにどんどん本気度が増していき、気が付いたら親子で野球漬けの日々・・・
私自身も、私が野球を始めたことで親(特に母親)には、苦労をかけたなと今でも感じています。
私が高校生になり、母が病気で入退院を繰り返すようになるまでは、毎日のように朝食やお弁当も作ってくれました。
離婚してお金に余裕がない中でも、野球道具を買ってくれたり、遠征費を出してくれたり、今でも本当に感謝しています。
高校3年生の最後の夏が終わる瞬間まで約10年間野球をプレーしましたが、本当にあっという間でした!
多分同じくらいか、それ以上に親はその10年を早く感じたことと思います。
ですので、野球を頑張っているお子さんを持つ親御さんには、大変だとは思いますが精一杯子供たちのサポートをしてあげてほしいと思っています!
特に食事の面では、お母さんのサポートは球児にとっては心強いです。
むしろ、お母さんのサポートがないと正直きついです。
私は高校生活において母親が家にいませんでしたので、自分で朝食を作りそれを食べて、お弁当も作って、帰ってきたら夕飯を作って・・・
そんな生活を送っていましたが、到底野球に集中できる余裕なんてありませんでした。
毎日の日々の生活をこなすだけで精一杯でした。
このような経験からも、お母さんのサポートがいかに大事かを、身をもって知っているつもりです。
その中でも食事に対するサポートは特に他の選手と差がつくところですので、大きな身体作りのためにもお子さんには朝食をしっかり食べる習慣を身につけさせてほしいと思います。
私の経験上、高校生になってからしっかり食事をする習慣を身につけるのは遅いと断言できます。
高校生になると、急激に練習量が増えるので、最初は食べる体力さえもなくなります。
高校生活は最後の夏までに2年3ヶ月程度しか時間がありませんので、スタートがとても大事になります。
夢の甲子園への近道は、朝食を食べる習慣であるといっても過言ではありませんので、ぜひこの記事をお子さんやお母さんと一緒に読んでほしいと思います。
まとめ
それでは、この記事の内容をまとめていきたいと思います!
- ポイント1 朝食を食べない子供は意外と多い
- ポイント2 野球をする子供が朝食をしっかり食べないといけない理由
- 頭と身体の両方のエネルギー源となる
- 朝からしっかり体温が上がり生活リズムが整う
- 噛むことで脳が活性化する
- 身長が伸びる可能性が増える
- 運動によって消費されるエネルギー(カロリー)量を補充できる
- 筋肉がつきやすくなる
- 朝練や試合などに集中できる
- ポイント3 野球をしているにもかかわらず子供が朝食を食べられない理由
- 親が朝食を食べる習慣がない
- 前日の夕飯を食べた時間や量に問題がある
- 寝不足などにより朝起きる時間が遅い
- 一人で食べる孤食など環境が良くない
- 食べ物の好き嫌いが激しい
- ポイント4 朝食を食べない子が朝からしっかり食べられるようになる方法
- 一日の生活リズムを見直す
- 朝食のメニューを見直す
- 食べ方・食環境を見直す
- ポイント5 一日の生活リズムについて見直す点
- 夕食の時間をできるだけ早くする
- 夕食の食事量は食べ過ぎない程度にする
- 起床時間を少し早めて身体を起こす
- 両親が朝食を食べる習慣を身につける
- ポイント6 朝食のメニューについて見直す点
- 朝ご飯一口も食べない子は、まずなんでも良いので口にすることから始める
- 子供が食べやすいもの、食が進むものを出す
- 季節によって工夫する
- メニューを考えるのが負担になるようだったら同じメニューでも良い
- ポイント7 食べ方・食環境について見直す点
- できるだけ家族そろって食べるようにする
- 子供が食事が進まなくても焦ったりイライラしない
- 昨日より少しでも多く食べられたら褒めてあげる
- テレビは消して食事に集中させる
- 子供だけでも朝食の準備ができるようにする
- ポイント8 野球選手にはあらゆる面で【習慣力】が必要になってくる
- ポイント9 野球をする子供にとってお母さんのサポートは必要不可欠である